地元のドンキと東京の格差

年末年始の休暇、今回は三重県の実家に帰省していました。

大混雑の東京駅を発ち、新幹線こだまで名古屋まで行き(こだまは帰省ラッシュの時でも余裕で座れる)、名古屋からさらにJR東海の在来線と近鉄を乗り継いで、実家の最寄り駅までの長い旅路で少々くたびれました。

実家のまわりでは、最近大型の店舗が相次いで開店しており、2年前に帰った時にはなかった「MEGAドン・キホーテ」に家族と一緒に買い物に行きました。

東京暮らしの私ですが、ふだん食べる食料品はほぼ駅前のMEGAドン・キホーテで調達しています。三重県のドンキは東京の大型店よりもさらに巨大で、東京の店と同じモノが売っているどころか、東京のドンキよりも品ぞろえが良かったです。

帰省中は100円ショップのセリアにも行ったのですが、ここも東京ではありえないくらい広々とした店内で、品ぞろえが東京のセリアよりも圧倒的に良い。東京では買えない商品が、三重県では買えるのです。

地元にイオンモールができたのは約20年前。イオンモールは東京の空気を缶詰に詰めて運んでくるお店でした。それまでの三重県にはなかった、「東京の商品」が(最大公約数的に)棚に並んでいる。東京で生活している人の大多数が普段買っているようなモノが、イオンにはあった。地方のイオンモールは東京の出張所だったです。

しかし現代、地方のドン・キホーテや100円ショップは、東京の店舗よりもはるかに広いお店のなかで、東京で買えるモノがすべて地方で買えるだけでなく、東京では陳列されていないものまで売っているのです。消費生活の充実度が、地方と東京とで逆転している。三重のドンキは確実に渋谷のドンキを超えている。

確かに表参道でしか買えないような服は、地方にはありません。ちょっとでも尖ったものや最先端は地方にはまだない。けれども、東京の大多数の「平凡人」が買い求めるモノについては、東京以上が地方にはあるのです。だから三重県から東京に来ると、今まで買えていたモノが買えなくなったりする。

今の時代、地方に足りないのは消費する場所ではありません。まず仕事がない。稼げる仕事は大都市部に集中しています。あと人。やっぱり面白い人や挑戦している人は東京に多い。私は今、ふたつの読書会に参加していますが、三重県だとそういうのを探すのはとても難しい。東京だとわりかし簡単に評論家の方と知り合えたりもする。

消費という観点から見て東京と地方の関係は、MEGAドン・キホーテが大きく象徴していると思います。

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